NPO法人  日本ロシア協会
会長ご挨拶 

  
 
   日露友好の意義と日本ロシア協会の役割

  特定非営利活動法人 日本・ロシア協会 
                    会 長 鳩山 邦夫
     
 
  日本ロシア協会は1965年4月、その前身である日ソ親善協会が設立されて以来、
 2009年で創立44年を迎えます。
  日ソ親善協会は、ソ連対外友好文化交流団体連合会、ソ日協会と交流計画協定を
 締結して、文学・芸術・スポーツなどの交流、円卓会議、民族アンサンブルなどの公演、
 日ソ青年友情交流などを行い、友好関係の発展に大きな役割を果たしてきました。
  北海道、岩手、千葉、埼玉、新潟、富山、愛知、大阪など地域協会組織の親善交流

 運動も活発に行われました。
   1992年、ソ連邦が解体しロシア連邦が誕生、日ソ親善協会は92年5月に名称を
 日本・ロシア協会」(略称=日ロ協会)と改称、文化的、学術的、経済的交流を通じて
 両国の友好親善の促進をはかることを目的として、ロシア21世紀委員会(会長=
 ルシコフ・モスクワ市長)、露日協会(ロマネンコ会長) その他友好団体と協力しなが
 ら交流を発展させています。

  ロシア連邦は1992年の独立以来、政治経済のさまざまな分野で改革を行い、発展  
 の道を歩んでまいりました。プーチン首相は日ロ関係の改善に強い意志を持っており、  
 日本とロシアは良き隣国となりつつあります。  
  ロシアの経済発展によって、トヨタ自動車をはじめとする日本の自動車産業がサンク  
 トペテルブルグに進出するとともに、各種の日本企業の進出が増大しています。   
  またロシア連邦政府は「極東ザバイカル発展連邦目的プログラム」を設定し、ウラジ  
 オストックを含む極東・東シベリアの経済発展を目指し、日本の協力を期待しています。  
  しかし、日本とロシアの経済は今、サブプライムローンに始まる金融恐慌に直面し、
 苦境に立たされています。  
  5月11日、プーチン首相が来日し、両国の知事が地域レベルの経済交流を話し合う  
 ために日ロ協会が協力して開催された「日ロ知事会議」に出席し「地域間交流はグロー 
 バルな金融危機を乗り切るためにも必要だ」 と述べました。  
  今回の世界同時不況で苦境にありますが、膨大な資源を持っており、必ずや経済的  
 に立ち直るでしょう。 
  
  
日ロ協会は民間外交の担い手として当面する難局を打開するために、相互理解、  
 相互協力の精神で忌憚のない話し合いを続け、問題解決のために、一定の役割を果  
 したいと願っております。
   
  さらに文化面では、プーチン首相来日にあわせて日ロ協会が主催する「21世紀日露  
 学長国際フォーラム」 が開催され、日本側から東京大学をはじめ28大学、ロシア側  
 からモクスワ国立大学はじめ14大学の総長・学長が「21世紀グローバル化時代にお
 
 ける日露大学間協力の可能性」について意見を述べ合い、大きな成果をあげることが  
 できました。     
  今年秋には、サンクトペテルブルグにおいて日本の代表的な着物作家である「大久
  
 保玄才着物ショー」 を開き、日本の伝統美をロシアに紹介します。  
  ロシアは芸術文化の分野ですぐれた伝統をもっています。ことに文学音楽の分野で
 日本は大きな影響を受けてきました。日ロ協会はロシア文化の紹介も積極的に行っ

 てまいります。
  
  一方で日露両国間には領土問題解決による平和条約の問題を始め取り組むべき 
 課題は多々あります。
    
  市民の立場で44年にわたって友好運動を展開してきた日ロ協会は、これからも民間  
 外交の経験を生かし、日本国民の立場に立って両国民の友好親善の発展を目指し、  
 両国の芸術、文化、経済、科学技術その他の交流において多面的な運動を展開しつつ
 
 、諸問題の解決に取り組んでまいります。  
 どうか、日本ロシア協会の活動にご理解とご協力を賜りますよう
お願い申し上げます。
     


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